土. 5月 30th, 2026

現役の夜勤専従看護師のあーちゃんです。

看護実習で最大の壁となるのが「関連図」です。

「情報がバラバラでつながらない」「どこから書き始めればいいの?」と夜通し机に向かっている学生さんは少なくないはず。

実際、私も学生の頃は情報をどう繋げていくのか、どこからとりかかればいいのかわからず気付けば2時、3時…翌日も朝6時には起きて準備して実習行かないといけないのに…と毎日睡眠不足で記録と向き合っていました。

何度も実習記録をこなしていくうちに気づいたのですが、実は、関連図が書けないのは知識不足ではなく、「思考の整理順序」を知らないだけかもしれません。今回は、どんな複雑な症例でも迷わなくなる「3つのステップ」を徹底解説します。

1、なぜ関連図が書けないのか?

 まず、関連図は自分のためではなく書くことにより情報を整理し、患者さんの「今」が立体的に見えてきます。

病態、身体症状、精神面、そして社会背景がどう影響し合っているのかが一目でわかるようになります。これができると、指導者や教員からの「なぜこの援助が必要なの?」という鋭い質問にも、根拠をもって堂々と答えられるようになります。

 逆に、関連図が書けないままだと、「根拠のない看護」を繰り返すことになります。

指導者から「アセスメントが浅い」と厳しく指導され、再提出のループに陥ってしまうことも…

そんな負の連鎖は、今日で終わりにしましょう!

2、関連図の全体像と構成

 関連図とは、一言で言えば「患者さんに起きている現象の因果関係マップ」です。

大きく4つの要素で構成されています。

疾患・病態:核となる診断名や解剖生理学的な変化

症状・データ:バイタル、検査値、苦痛の訴えなど

生活・心理面:ADLの低下、不安、家族背景

看護問題:これらが重なり合って生じている解決すべき課題

これらを矢印で結ぶことで「Aという原因があるから、Bという症状が出て、結果としてCという生活上の問題が起きている」というストーリーを可視化できます。

3、思考を整理する3つのステップ

 具体的にどうやって書いていくのかをお伝えします。

ステップ①:中心となる「病態のメカニズム」を書き出す

 まずは用紙の中心に疾患名を書きます。教科書や参考書を開き、その疾患で「身体に何が起きているのか」を箇条書きで繋げます。

 ・例:心不全→心拍出量の低下→心拍出量の減少→全身のうつ血

ステップ②:受け持ち患者さんの「個別性」を流し込む

 次に、実際に収集したSデータ、Oデータを病態に紐付けます。

 ・例:全身のうっ血→O)歌詞浮腫、体重2Kg増加

 ・例:肺うっ血→S)「息が苦しくて横になれない」

ここで「教科書の知識」と「目の前の患者さん」が合体!

ステップ③:生活への影響と「看護問題」を特定する

 症状によって、患者さんの生活がどう制限されているかを見極めます。

 ・例:息苦しさ→セルフケア不足(入浴困難)

 ・例:浮腫・安静→転倒転落リスク、皮膚統合性障害リスク

矢印の終点に来るのが、あなたが解決すべき「看護問題」です。

4、いますぐ実践!今日からできるアクション

 「理屈はわかった。でもやっぱり自分の力だけじゃ不安…」

そう思うのは、あなたが患者さんと真剣に向き合おうとしている証拠!

まず、今日取れたデータの中から「一番目立つ症状」を一つ選び、それに関連する病態を一つだけ矢印で繋げてみてください。それだけでも立派な第一歩です。

どうしても行き詰まってしまったら?

 1人ではなかなか進まず行き詰まってしまうこともあると思います。実習の記録は、プロのアドバイスを受けることで驚くほどスムーズに書けるようになっていきます。

「自分の矢印の向き、これで合ってる?」「個別性をどう盛り込めばいいかアドバイスが欲しい」単に答えを教えてもらうのではなく、”なぜそう考えるのか”という思考のプロセスを一緒に整理してくれるため、アドバイスを受けるうちに「自分で考える力」が自然と身につきます。

・一から考える時間がない→アドバイスをもらいながら理解を深める

・指導者の視点を知りたい→プロの添削で質を上げる

・睡眠時間を確保したい→効率的に完成させる

自分で考え、理解して看護ケアに繋げる。その過程をプロに支えてもらうことは、看護の質を上げるための賢い選択の1つです。

あなたの実習が、自信を持って進められるものになるように応援しています!

投稿者 aaachan

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