実習の「行動目標」、毎日書くの大変ですよね。
指導者からも教員からも「もっと具体的にして」とか「今日の計画と合ってないよ」と突っ込まれて、朝から心が折れそうになる気持ち、私もそうだったからよくわかります。
今回は、「これなら突っ込まれない!」と思える、実践的な行動目標の立て方をまとめてみました。
1、「実習の評価表」をカンニングする
何を書くか迷ったら、まずは学校から配られている「評価表」を開いてみてください。そこには「この実習で学生に求めていること」がはっきりと書かれています。
・ポイント:評価項目の言葉を少し自分なりにアレンジして目標に取り入れるだけで、実習の意図を汲み取った「質の高い目標」に見えます。
2、患者さんの「1日の流れ」とリンクさせる
目標を立てる前に、今日の患者さんの予定(検査、リハビリ、入浴など)を把握しましょう。
・ポイント:「清拭をする」と書いていいたのに、その日がリハビリで忙しければ「いつやるの?」と突っ込まれます。スケジュールに合わせた目標にすることで、「優先順位が考えられているな」と評価されます。
3、「5W1H」で解像度を上げる
「清拭を頑張る」のような抽象的な目標はNG!「いつ、どこで、誰が、何を、どうするか」を意識しましょう。
・比較例:△:清拭をして、患者さんに喜んでもらう。
◎:午後の検査後(When)、ベッドサイドにて(Where)、声掛けをしながら背部
の清拭を行い(How)、皮膚の清潔保持とリラックスを促す(What)。
4、朝の情報収集で「微調整」する
目標は朝イチで完璧にする必要はありません。朝、患者さんの状態を確認した後に、「あ、今日は体調が優れないから、目標を少し下げよう(安楽重視など)」と判断して書き直すのは、実はアセスメント能力が高い証拠!
5、主語を「患者さん」にする
自分が「何をするか」だけでなく、その結果、患者さんが「どうなるか」までセットで書きましょう。
考え方のコツ
・自分主体:車椅子以上の介助を安全に行う。
・患者主体:車椅子以上時、ふらつきなく安全に移動でき、離床後の疲労感がない。
看護の目的は、常に「患者さんの変化」にあることをアピールできます。
6、「看護計画」からキーワードを拾う
個別性を出すのが苦手な人は、自分が立てた(または既にある)看護計画のTP(治療的計画)やEP(教育的計画)を参考にしましょう。
・活用例:計画に「水分摂取の促し」があるなら、目標を「食事の際、嚥下状態を確認しながら水分摂取を促し、脱水を予防する」にするなど。計画と行動目標が一致していると、一貫性があって説得力が増します。
指導者に突っ込まれないための「守り」のポイント
最後に、指導者がどこをみているかというと、「その目標、今日本当に達成できるの?」という整合性です。
・背伸びしすぎない「等身大の目標」にする。
・「なぜその目標にしたのか」という根拠(理由)を言えるようにしておく。
目標は、自分を縛るためのルールではなく、「今日、私はここを頑張るから見ていてね」という指導者へのメッセージだと思って気軽に捉えてみてください。
まず「今日は、これだけやっておこう」という小さな一歩から、言葉にしてみましょう。
実習の記録やレポートで悩んだり不安なときは誰かに頼るのも手です。
「うまくいく人」は、しっかり誰かに頼れる人。
