現役の夜勤専従看護師のあーちゃんです。
「看護師国家試験の合格率は9割だから、普通にやれば受かる」
そんな言葉に、どこか安心していませんか?
学生時代私も同じようなことを思っていました。実際に国試を受けて必修1点足りずに不合格というとても悔しい経験をしました。
実はその「9割」という数字には大きな落とし穴があります。
・現役生(新卒):合格率約95%
・既卒性(再受験):合格率約30〜40%
数字を見れば一目瞭然。既卒性になると、10人中7人が再び涙をのむのが現実です。現役時代は「みんなが受かる試験」だった国試が、一度不合格を経験した途端、「4人に1人しか受からない超難関試験」へと姿を変えてしまうのです。
1、なぜ既卒性の合格率はここまで下がるのか
頭が悪いからとかではありません。既卒性には、現役生にはない3つの大きな壁があるからです。
①孤独によるモチベーションの低下
学校という強制力がなくなり、一緒に切磋琢磨する仲間もいない。1人で机に向かい続けるのは、想像以上に過酷です。
②勉強の「鮮度」が落ちる
実習の記憶や授業の知識は、時間が経つほど曖昧になります。ゼロから積み上げ直しが必要になるため、現役生以上のエネルギーを消費します。
③環境の変化とプレッシャー
働きながらの勉強、家族からの視線、経済的な不安。「次がない」という重圧が、本番のメンタルに悪影響を及ぼします。
2、「来年がある」という考えを、今すぐ捨てよう
「もしダメでも、また来年頑張ればいい」
その優しい言葉が、実は1番の毒になることがあります。
不合格の回数を重ねるほど、記憶力も精神力も、そして社会的な立場も厳しくなっていきます。第116回の試験を「自分の人生、最後の試験にする」この退路を経つ覚悟こそが、合格への第一歩です。
3、今年、30%の「合格圏」に滑り込むための3箇条
ただがむしゃらに過去問を解こうだけでは、30%の壁は越えられません。既卒性には既卒性の戦い方があります。
①「得意」を伸ばすより「穴」を埋める
既卒性が落ちる最大の原因は、必修問題の1点不足や、特定の苦手分野での失点です。
まずは模試や過去問で、自分の「正答率が高いのに間違えている問題」を徹底的に洗い出しましょう。
②「環境」を強制的に作る
1人で頑張れる人なんて、ほんの一握りです。
・SNSで勉強垢を作る
・予備校や通信講座を利用する
「人に頼ること」は甘えではなく、合格するための高度な戦略です。
③生活リズムを「試験当日」に固定する
特に夜勤のある仕事をしている方は注意が必要です。試験は朝から始まります。午前中に最も脳が働くリズムを体に染み込ませてください。
4、最後に:もう一度、あの「合格」の文字を想像して
不合格を経験したあなたは、人一倍の悔しさと、それ以上の優しさを知っているはずです。その経験は、看護師になった時、必ず患者さんに寄り添う力になります。
もし今、そう立ち止まっているなら、まずはその不安を誰かに話すことから始めてみませんか?
第116回、あなたの受験番号があることを心から信じています。