現役の夜勤専従看護師のあーちゃんです。
私自身、看護師国家試験であと1点足りずに不合格だった悔しい経験や、実習指導者としての経験を活かして、実習の乗り越え方や看護師国家試験対策についてわかりやすくお伝えしていきます。
「明日から実習だけど、事前学習ってどこまでやればいいの?」
教員に「勉強が足りない」って言われたくない…
看護実習を控えた皆さん、そんな不安を抱えていませんか?教科書を丸写しにするのは時間がもったいないですし、かといって内容が薄いと実習で困るのは自分自身です。
実は、事前学習には「指導者や教員が納得し、かつ実習で自分が楽になる」鉄板の構成があります。今回は、どんな疾患でも応用できる「必須5項目チェックリスト」をまとめました。
1、疾患の基礎知識
まず、「体の中で何が起きているのか」を整理しましょう。ここではアセスメントの根拠(エビデンス)になる最重要パートです。
・解剖生理:正常な状態はどうなっているのか?(例:心不全なら心臓のポンプ機能)
・病態:なぜその病気になるのか、どんなメカニズムで悪化するのか
・症状:その疾患特有の症状(自覚症状・他覚症状)は何か
[時短のコツ]
図解を多用しましょう。文字で説明するより、心臓の絵を描いて矢印を引く方が、実習中の「ぱっと見」での理解度が格段に上がります。
2、検査値と診断
患者さんの今の状態を「客観的」に把握するためのデータです。
・主要な検査:採血、レントゲン、CT、心電図など、患者さんの体にどんなリスクがあるのか?
・基準値と異常値の意味:数値が高い(低い)と、患者さんの体にどんなリスクがあるのか?
・診断基準:どのような経過でその診断に至ったのか
3、治療(薬物・手術・食事)
現在、医療チームがどの様な方針で動いているのかを確認する。
・薬物療法:投与されている薬の名前、作用、そして副作用
・手術、処置:術式や、術後の合併症
・食事、安静:塩分制限や歩行制限などの有無
[実習のポイント]
副作用は必ず調べましょう。「ふらつきの出る薬だから、歩行時は付き添いが必要だ」という様な看護の視点に直結します。
4、看護嬢の問題と観察項目
ここが「実習記録」の土台になります。
・観察項目(OP):バイタル以外に、その疾患だからこそ見るべきポイント(例:浮腫、尿量、呼吸困難の有無)
・ケアのポイント(TP):清拭、足浴、体位変換など、必要と思われるケア
・教育的側面(E P):退院に向けて患者さんに指導するべきこと
5、患者さんの社会背景(発達段階・役割)
疾患だけを見るのではなく、その「人」を見るための項目です。
・年齢、発達段階:エリクソンの発達段階などに基づき、今の時期に抱えやすい心理的課題
・生活背景:家族構成や仕事、キーパーソン
<効率的に事前学習を進める3ステップ>
1、まずは「全体像」を把握する
深いところまで調べる前に、まずは病態関連図をざっくりと眺めましょう。
2、受け持ち患者さんの「今」に絞る
教科書に載っていること全てではなく、患者さんが今困っている症状や治療を優先的に深掘りします。
3、「わからないこと」をリスト化する
完璧を目指さず、調べてわからなかったことをメモしておきます。これが実習中の指導者への「質の高い質問」に変わります
<事前学習は「自分のため」の準備>
事前学習は提出するためにやるのではなく、実習中にあなたが迷わないためにやるものです。
今回紹介した5項目を軸に準備すれば、実習初日の情報収集が格段にスムーズになります。睡眠時間を削りすぎず、ポイントを抑えて効率よく準備を進めましょう!
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