「解剖生理が得意です!」という人は、かなり少数派ではないでしょうか。
むしろ、「解剖生理が好き」なんて言おうものなら、周囲から驚かれるレベルかもしれません。
・用語が難しくて、とにかくとっつきにくい
・範囲が広すぎて、どこから手をつければいいかわからない
・掘り下げ始めると底なし沼のように終わらない…
そんなイメージばかりが先行して、ついつい後回しにしたくなりますよね。
ですが、あえて言わせてください。解剖生理は「最強の武器になります」
今回は、なぜ解剖生理がそれほど重要なのか、そして学年に合わせた具体的な勉強法をわかりやすく解説します!
1、なぜ「解剖生理」がそんなに重要なのか
教員や先輩から「解剖生理だけは早めにやっておきなよ!」と耳にタコができるくら言われませんか?
その理由はズバリ、「全ての医療・看護の土台」だからです。
例えば「呼吸が苦しい」という患者さんの場合
ただ寄り添うだけでなく、プロとして考える必要があります。
・なぜ、今この人は苦しいのか?
・すぐに処置が必要な「緊急事態」か?
・どうすればこの苦しさをとってあげられるか?
「呼吸=肺」と考えがちですか、実は心臓の病気、貧血、メンタル面、あるいは筋力低下など、原因は多岐にわたります。
これらを正しくアセスメントするには、
・呼吸のメカニズム(どうやって空気を取り込んでいる?)
・呼吸のコントロール(脳はどこで司令を出している?)
・全身への影響(酸素が足りないと他の臓器はどうなる?)
といった解剖生理の知識が不可欠!
基礎(土台)がグラグラのままでは、その上に専門知識を積み上げることはできません。早いうちから「体の仕組み」を意識する習慣をつけておきましょう。
2、学年別!おすすめの勉強ステップ&参考書
解剖生理の攻略法は、今のあなたのフェーズにより変わります。
①[1年生]授業の波にのる!
この時期は「学校の授業を大切にすること」がいちばんの近道です。
基本的には全体像から各論へと進んでいくはず。もし授業が難しすぎてパニックになりそう
なら、『看護師・看護学生のためのなぜ?どうして?』シリーズがおすすめ
ポイント:完璧を目指さなくてOK!「なぜそうなるの?」と疑問を持つ癖をつけるだけで、後々の伸び代が変わります。
実際に私も学生のこと使用していましたが副読本としてわかりやすく書かれていてとても参考になりました。
②[2年生以降]実習・疾患とリンクさせる!
疾患や看護技術の学習が本格化する時期。ここでは「病気と関連づけて深掘り」するのがコツです。
実習で受け持った患者さんの病態を調べるときに「解剖生理」まで立ち返ってみてください。
『病気が見える』シリーズは「疾患別、症状別看護過程」も載っているのでおすすめです。
YouTubeでも『○○看護』と検索するといくつか出てきます。視覚的に理解すると記憶に
定着しやすくなります。
ポイント:実際に目の前にいる患者さんと結びついた知識は、驚くほどに忘れないんです!
③[最終学年]「使える知識」へ整理する!
国試対策、そして臨床現場を見据えた総仕上げ!
過去問を解きながら、断片的だった知識を1つに繋げていきましょう。
みなさんご存知のQBやRBを併用して知識を深めながら問題を解いていきましょう。
まとめ
実は、私も学生時代は解剖生理がとても苦手でした。
特に生理学。電解質の名前やカタカナ用語が並ぶだけで「もう無理…」と脳がシャットダウンした記憶があります。
でも、国試の勉強や臨床を経験して気づいたんです。
「丸暗記するより、仕組みを理解しちゃう方が圧倒的に楽だし、効率がいい!」ということに
苦労して身につけた「理解力」は、新人看護師として現場に出たとき、必ずあなたを支えるお守りになります。
最初から全部わかろうとしなくて大丈夫。
まずは今日から少しずつ、体の不思議を紐解いていきましょう!応援しています!